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2006年9月

2006年9月11日 (月)

息もできない

演奏が終わるまで目も離せない、全神経を集中させて、「聴きたい」と思える程の音楽に、久しく触れていなかった事を自覚させられた。

9/9(土)は国分寺で晴奈さんバンドのゲストボーカルとしてちょこっと歌わせていただきました。

こじんまりとした、だけど音響設備はしっかり整っていて、ご飯もおいしい素敵なママさんの営むCafe「giee」で、私たちはトップバッターでした。

対バンは、アコーディオニスト、熊坂路得子さんと、コントラバスを弾くお兄様熊坂義人さんのユニット「catsup」と、イベント主催者であるバンジョー&ピアノデュオ「名古屋城」。

熊坂さんのアコーディオンは噂には聞いていたけれど、実際に目の前で弾いている姿は、物凄い迫力!

お話している時と違い、演奏が始まると途端に、2人とも自分の世界に入ってしまう・・・今まで何人かそういう方を見てきましたが、いつも本当に凄いなと思う、一瞬にしてその人の世界に引き込まれ、演奏が終わるまで呼吸も瞬きもできない、いや、することを忘れてしまう位素敵だった・・・。

名古屋城のお2人も、演奏もMCもとても息が合ってました、バンジョーニストさん自体あまり知り合う機会はないのですが、竹内さんは黄金の右手だっ!いとも簡単そうに鮮やかに弾いてるんだけど、動きが早い!早すぎるっ!

バンジョーとピアノの演奏はアメリカのピザ屋さんでは定番で、必ずお店の専属ミュージシャンが演奏してくれるそうです、東京になかなかそういうお店がないのが残念、もっと身近に聴ける機会が増えるといいのにな。

2バンドとも、とっっってもクオリティの高い演奏を見せていただいて、こういう衝撃の出会いがあるから音楽ってやめられないー。

最近人のライブに足を運ぶ事がなかなか出来なかったけど、この日を境に思ったのです、もっともっと素晴らしい人のライブを見て、自分の糧にしなければ!!と。

そして早速10月に、前から気になっていたアーティストのライブを見に行く事にしました、今後はこのブログでライブレポもUPしちゃおうかな~。

2006年9月 8日 (金)

しばしのお別れ

私は今まで何人かの先生からボイストレーニングを受けてきました。

だけど最終的に歌唱技術や表現力は自分自身で磨くものだと思っているし、ある特定の人の技術をそのまま受け継ぐという気もさらさらないので、いわゆる『お師匠様』という存在の人はいません。

でも、私に歌を教えてくださる方は、皆素晴らしい方ばかりです、トレーナーとしてベテランの方から、アーティストと呼べる方まで、いろんな方に出会いましたが、その中でも特に古いお付き合いの先生が1人います。

先生は都内の音大を卒業後、主にミュージカルの歌い手さんを育ててこられた方なのですが、私は先生と専門学校時代に出会いました。

当時私の歌唱実技授業を担当していた講師は、いわゆる『ロック兄ちゃん崩れ』と言いましょうか、、、はっきし言って基本の発声法を教えられる講師ではありませんでした、授業はヴァンへイレンやMR BIGのライブビデオばかり見せられました。

そういうジャンルが好きな生徒にはいいかもしれませんが、私は納得いきません。
だって私は新聞配達をして奨学金をもらう制度を利用して学校に行っていたのですから、朝3時に起きて朝刊を配達して、それから学校に行ったら、ライブビデオを見せられて授業終わり、、、なんてやってられない、金返せ!

私の表情からその意図を読み取ったのかどうなのか、ロック兄ちゃん崩れ先生は、私含め数人の女子生徒に対し、「よかったら隣のクラスの先生に歌をみてもらったら??」と言いました、今にして思えば本当にやる気のない先生だなと思いますが、当時は藁をも掴む思いで隣のクラスへ逃げていました。

そこで出会ったのが、R先生

先生はオペラ歌手で、ポップスやロックシンガーの多い音楽専門学校には異質の存在だったでしょう、しかしとても的確に、丁寧に、自分のクラスの生徒と分け隔てなく教えて下さいました。

私が学校を卒業してからも不定期ながら個人レッスンへ通っていました、その頃は同門下生の発表会等も企画され、私もまだライブ活動をする前に何回かださせていただきました。

発表会の冒頭で、先生の歌うオペラを一度だけ聴いた事があります、まさに衝撃でした、人間とは、マイクを使わなくてもこれだけの声を出せるのか、怒りも悲しみも愛情も喜びも、声ひとつで表現できるのだと気づかされました、先生の歌声から生み出される空間は私にとってまさに未知との遭遇。

この世には、英語だろうが日本語だろうがイタリア語だろうが、言葉一つ一つの意味は分からずとも、人の心を揺さぶる歌があるのです、そしてそれは歌い手の人生すべてを表している。

私はその時先生の歌を聴いて涙が止まらず、号泣してしまい「あきちゃん、泣きすぎよ~。」と笑われたのを覚えています。

やがて先生は、去年の春にイタリアへオペラの勉強をする為旅立たれたのです。

携帯メールでその知らせを受けたのは出発の直前でしたが、前々から先生の進みたい道について話は聞いていたので、さほど驚きませんでした、むしろ応援したい気持ちでいっぱい、だってオペラの本場イタリアへやっと行けるんだもの、先生といっても私と5.6歳位しか離れていないし、オペラ歌手としてはまだまだ若い!勉強したい事も沢山あるはずでしょう。

・・・・と、思っていたはずでした、その後先生の消息はつかめず、共通の知人を通じて元気でいる事だけは分かったものの、知人の所に届く先生からの手紙には住所が記載されておらず、現住所が全く分からない状態だったそう、そんな所も先生らしいなと思いつつ一年が経ちました。
そして先月、先生は突然一時帰国されたのです。

久しぶりに会って来ました、全然お変わりなく元気そうでした、私も元気ですと言おうとして、、、だけど一年ぶりに先生の顔を見ると、なぜだか、、、こみ上げて来るものを抑えきれず、喋り言葉にどんどん嗚咽が混じり、ついには小さい子供のように泣きじゃくってしまいました。

だって、突然居なくなるんだもん、寂しかったんだきっと
自分でも気づかない位・・・。

私が3年前、大切に想っていたバンドの活動を辞めざるを得なくなった時も、恋愛で悩んでいた時も、ボサノバを歌う事で自分を取り戻したときも、いつも励ましてくれて、屈託のない表情で笑うR先生は、先生というよりお姉さんという感じで、しかもこちらが歌に対して甘く考えていると、即座に見抜きめちゃくちゃ怒られた事もありました、甘やかしすぎず、厳しすぎず、丁度よい距離で見守ってくれていた。

イタリアでの生活は素晴らしい方との出会いが沢山あり、とても充実している様子で、まるで水を得た魚のように現地での出来事を楽しそうに語ってくれました、しかしイタリアはビザの申請がとても厳しいらしく、最近では帰国の時期を決めて、更に帰国時の航空チケットを持っていないと入国できない位だそうです、きっと先生はもっと勉強したかったはずなのに、国籍や書類や、事務的な手続きのせいで足止めをくらっている姿は、傍から見ていてとてもせつなかった。

それでも、なんとか先生は昨日再びイタリアに向けて出発されました、今度はいつ帰ってくるのかな、、、。

別れ際に先生は「あきちゃん、頑張ってね。」と言ってくれました、シンプルな言葉、先生らしかった、私は大きく頷いて先生と握手をしてお別れしました、今度再会した時には今よりもう少し歌の表現力がアップしているといいな、、、いや、なる!!!

っと、思わせてくれる再会でした、歌とは本当に長い長い道のり、そして濃い人生を歩んでいる人の歌声は、じんわりと優しく、重く、心に響いてくる、そんな当たり前の事を再認識させてくれた先生、どうかお気をつけて行って来て下さい!

2006年9月 7日 (木)

ホームページ作りました

http://homepage2.nifty.com/aquie/

全部自分ひとりで作ったのでかなり時間がかかりましたが、

どうにかこうにか完成です。

今後もいろいろなデザインを試みて充実したサイトを作っていきます!

試聴ページも作りたいな、既にいろいろな案が思いついてます、

沢山のデザイン本を見て勉強しなきゃー!

BBSは付けませんので、よろしければブログへのコメントお待ちしています。

今後ともヨロシクお願いしますー

2006年9月 5日 (火)

Muito brasil !!!

先日、四谷で開催しているボサノバワークショップへ参加しました。

課題曲はAgua de marçoとTristeza

普段からライブで歌っている曲なので、更に磨きをかける為にと望んだのです。

まず初めに講師のヴィウマさん、続いて皆で歌詞の音読

歌い慣れていると思っていた曲でも、細かい発音や、声の出し方等まだまだ学ぶ所は沢山あり、持参したボイスレコーダーにも録音していた所、なんと途中で電池切れ!(涙)

も、もったいなさすぎる・・・。

だけど意気消沈している暇はなく、とにかく耳に神経集中、

ヴィウマさんは喉の動きから、口の形についても細かく指導して下さり、充実した時間が穏やかに流れていく中で、次はその場にいた全員で伴奏に合わせてゆっくりと歌い始める事になりました。

「Agua de março」の伴奏は、エリスとトムが2人で歌っているバージョンとほぼ同じで、あのイントロのギターが流れ出すと、もう何年も前にこの曲を始めて聴いた時、美しすぎるメロディに感動した事が思い浮かびました。

更にCDでは歌に入る直前に鳴る「あの」ピアノの部分を、伴奏のホブソンさんは口笛で吹いて、いたずらっぽく笑いながら、少ししゃがれた、だけど柔らかく深みのある声でなんとトムの歌パート部分を歌い始めたのです★

そこへヴィウマさんの素晴らしい歌が重なり、私は未だ見たことのない、だけども溢れんばかりの憧れを抱くブラジルという国とそこに流れる音楽を、一瞬感じ取る事ができたのです、考えてみればブラジル人の方がこの曲を演奏しているのを聴くのも初めてでした。

今更ですが、日本でブラジル音楽好きな人が集まって一緒に同じ歌を歌っているという事がたまらなく嬉しくなり、あぁ、私って幸せだ~と、思いながら自然と目頭が熱くなってしまいました。

傍から見たらおかしな話かもしれません(苦笑)

ただワークショップで皆で練習していただけで、回りは知らない人だらけだし、黙々とレッスンを受けていたはずだったのに、1人勝手に感動してしまいました、幸いお店の中は薄暗く、まさか私が感極まっている事など誰にも気づかれなかった・・・はずです(笑)

何年も同じ歌を歌っていてもスランプというか、うまく歌えなくなる時期があって、そんな時は音楽に対してもそれ以外でも、考えたり行動したりする気が全く起きず、誰にも会いたくなくなり、「もうどうしようもないよー。」と、心の中にネガティブな気持が繁殖するのを許してしまう自分がいます、と同時に「私はもう何を見ても何を聴いても、心を揺さぶられる事は一生無いのかもしれない、、、。」と、不安になったり、二つの大きな感情が、まるで風船のように膨らんでは萎んでを繰り返し、次第にその変化についていけず、肉体が空っぽになるような感覚に見まわれるのです。

今回はそんな悪循環をなんとか払拭したくて、ワークショップへ参加したという経緯もあったのですが、「三月の雨」と共に心のモヤモヤも一気に流れ出しました。

家でネガティブな発想を巡らせているだけでは決して味わえなかっただろうなー。

やがて休憩時間になり、私の隣の席に座っていた方が、伴奏のホブソンさんに「Muito brasil !!!。」(muito→とても)と話しかけていました、私も便乗して同じ言葉を伝えたら肝心のbrasilの発音を直されましたが(笑)そんな事までなんだか嬉しくなってしまう。

終了後にヴィウマさんへ挨拶し、次回も参加しますと伝え、お店からから駅までの道を走りながら、まるで雨上がりの青空の下にいるような晴れやかな気分に包まれました。

うーん!素敵な一日だったなぁ♪

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